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マン・ミニマムvsマシン・マキシマム

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ついに独のダイムラー社はSクラス・メルセデスにハイブリッド・システムを搭載するモデルを発表した。
スペックは3.5リッターV6ガソリンエンジンから出力279hpとモーターから20hを発生し、燃費12㎞/l強を実現する。
発表された燃費が現実的なものだとしたら立派なもので、同じ車重2トン・クラスのレクサスLSハイブリットの9.1㎞/l(雑誌によるテスト)を大きく上回ることになる。本格的なハイブリッド時代がくるのだろうか?

さらに、このハイブリッド車にはレーダーとカメラを用いた安全装備が新しく追加されていて、対向車がいない時にはヘッドライトを自動でハイビームに切り替えたり、車線逸脱を予防する装置が付いている。クルマが発するドライバーへの注意喚起で、睡魔や不注意による誤操作を予防する狙いだ。日本車顔負けの装備ではないか(そういえば、新型の後姿を見ているとトヨタのマジェスタを彷彿とさせる)。

以前、ホンダの理念として「マン・マキシマム-マシン・ミニマム」と言うのがあったが、今や昔、世の中その理念とは反対方向に向かっているようだ。
「マン・ミニマム-安全マキシマム」と、ヒステリックなほどの安全神話は物理的なクルマの自重を忘れさせ、クルマはどんどん肥大化している。過剰なほどのスピードまで錯覚させることはできても、物理的自然現象を制御できるほど人間は進歩しているのだろうか?

環境問題に対しても、距離を制限されたガソリン車とガンガン走るハイブリッド車ではどちらが環境にやさしいのかだって本当のところは判っていないし、13年以前の旧い車の廃車処理だってどれだけのエネルギーを使うかわからないのではないだろうか?