記事一覧

米AIGが生保2部門の株式を政府に譲渡へ、債務を圧縮

アップロードファイル 199-1.jpg

 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)は25日、スピンオフ(分離)を計画している傘下の生保2社の優先株を米政府に譲渡すると発表した。

 AIGはアメリカン・インターナショナル・アシュアランス(AIA)、アメリカン・ライフ・インシュアランス(ALICO)の株式をIPO(新規株式公開)に向けて特別目的会社に移管する。

 ニューヨーク連銀はAIAの優先株160億ドルとALICOの優先株90億ドルを取得する。

 これにより米連邦準備理事会(FRB)のクレジットファシリティーから借り入れたAIGの債務は400億ドルから150億ドルに縮小する。

 ニューヨーク連銀は、優先株取得がAIGの公的資金返済や事業再編に寄与するとの声明を発表した。

 手続きの完了は、規制当局の認可を経て下半期に完了する見込み。

REUTERS.com

  • 2009年06月26日(金)04時43分

損保大手3社が純損失 09年3月期決算

アップロードファイル 198-1.jpg

 損害保険大手6社が20日、09年3月期連結決算を発表した。金融危機関連の損失が膨らみ、3社が純損失を計上した。景気減速で保険料収入も軒並み落ち込んだ。損保大手は来春には3グループ体制に再編される。各グループとも収益力の改善に向けた戦略が問われそうだ。 本業の売上高を示す正味収入保険料は全社が減らした。自賠責保険の保険料率が11年ぶりに引き下げられたのに加え、自動車の販売低迷や小型車化傾向で自動車保険が不振だった。物流や設備投資が鈍ったため、海上保険や火災保険も振るわなかった。資産運用収益などを加えた経常収益も、そろって減収になった。

 一方、6社合計の金融危機関連損失は7697億円に達し、08年9月中間期時点の約4倍に膨らんだ。なかでも損保ジャパンは、米サブプライムローンにからむ証券化商品などの元利払いを保証した「金融保証保険」で、1479億円もの損失が発生。山口裕之常務は引き受け当時は対象の証券化商品の格付けが高かったことを強調しながらも「今後は格付けに依拠せず、裏付け資産のリスクをきちんとみていきたい」と述べた。

 6社とも有価証券評価損などの穴埋めのため「価格変動準備金」を取り崩した。同準備金の減少額は6社計1529億円。この準備金の厚みも、各社が最終赤字に陥るかを左右した。損保ジャパン、ニッセイ同和損保が6年ぶり、あいおい損保は2期連続の純損失を計上した。

 10年3月期の純損益予想は、各社とも黒字を見込んだ。金融危機が落ち着くと見るためだ。ただ、三井住友海上グループホールディングスの柄沢康喜専務は、自動車保険の保険料収入が業界全体で1%減ると予想。「保険料は争奪戦になる」と語った。(志村亮)

asahi.com

  • 2009年05月21日(木)02時16分